2001年竣工

所  在:栃木県小山市
用  途:工場・事務所
規模構造:鉄骨造 平屋建て
       (延床面積:301.84u)

設計にあたり
 小山市郊外の平地林(竹林)に囲まれた市街化調整区域内に位置しています。県道整備事業に伴い現社屋の移転を余儀なくされたことで、本新築計画となりました。
建て主は、玩具など様々な製品製造過程において不可欠な金型を製作する会社です。これを機に会社の金型づくりに取り組む姿勢のアピールや、更なるイメージアップを図っていく事が望まれました。
"ものづくり"の現場として
 世にある多様化されている各種製品を製作する上で、その金型は非常に大きい役割を果たすことは言うまでもありません。極めて正確で、繊細で、しかも堅固、更には取り組む柔軟な発想やノウハウが必要とされます。
 建物の計画では、特に"ものづくり"をする現場の建物として豊かな発想力と高い信頼性をアピールするため、フォルムや色調(グレー、紺、黄)などシンプルな構成であるものの事務所でもある前面の顔づくりに配慮しました。業界での先駆的な期待感が表現されればと思います。