2000年竣工

所  在:栃木県小山市
用  途:事務所(自社アトリエ)
規模構造:鉄筋コンクリート造
       2階建て(壁構造)
       (延床面積:205.23u)

設計趣旨

【立地状況について】
 JR宇都宮線・小山駅から車で東に10分程度に位置し、区画整理事業でのインフラ整備が完了し、今後、充実した住宅街としての発展が期待される振興住宅街に立地しています。

【建物の考え方について】
 この建物は、当社社屋です。特に地方都市における設計事務所は、社会的な役割や業務の内容についての認知度が今だ高いとは言えない状況下で、いかにその存在と意義をアピールしていくことができるかが計画のテーマとなりました。

【設計事務所環境に触れて頂く為の試み】
 一般の方にも建物を利用していただくために、アプローチ部にギャラリーを設定し、更に不定期に開催する多彩なイベントに利用できるホールを設定し、地域におけるミニギャラリー、ミニホールとして地域文化高揚のお手伝いをしながら、その環境に触れて頂く機会づくりを試みました。

【フォルムの考え方について】
 快適な事務所環境を保ちながら、積極的にまちと関わる事が大切であると考えます。わずかに残る近隣の雑木林を借景とし、業務エリアのプライバシーと快適性を確保する為の「箱」と街路と関わる「壁」を設定し構成しました。